皮脂の役割とは!?

肌の乾燥を防ぐ天然の保湿クリームが『皮脂』です。

皮脂は肌を乾燥から守る保湿物質の1つで、天然保湿因子や細胞間脂質とともに肌の水分保持を担う役割を果たしています。とはいっても肌の水分保持に対しては その8割が細胞間脂質によるもので皮脂の貢献度というのは実は2~3%といわれています。

かといって、保湿にとって役立っていないということはまったくなくて皮脂量が少ない目元や口元が乾燥しやすいということからもその重要性はよく分かると思います。

肌の水分の蒸発を防ぐという働き以外にも紫外線、大気中の化学物質、ハウスダスト、細菌などから肌を保護してくれるバリアの役割もあるように美肌を維持するためには 皮脂というものは極めて重要な働きをしてくれている成分になります。

顔に皮脂が多いのは?

顔は手足に比べて皮脂腺が多いから

皮脂は毛穴の中にある皮脂腺から分泌されます。

皮脂腺は毛穴にくっついているわけですが、顔にはおよそ20万個の毛穴があり、特に鼻に集中しています。手足に比べるとずっと多いんですね。 一般的に毛が多い部分には皮脂腺もたくさんあるので皮脂の分泌がさかんですし、毛の少ない部分は皮脂腺も少ないので皮脂の分泌も少なくなります。

毛があるところといえば、頭皮や顔のTゾーン、胸元や背中、おしりなどで、毛のないところといえば腕や太ももの内側があります。 また、すべての皮脂腺が活発に働いているかといえばそうではなく、体の部位ごとに皮脂腺の活性度も違うので皮脂の分泌量も変わってきます。

皮脂トラブルやニキビができるのはたいてい頭皮、顔のTゾーン、胸元や背中、お尻だと思いますが、これはそのまま毛穴(=皮脂腺)が多く、しかも活発なところだからなんですね。

毛穴の大きさ、皮脂腺の大きさは生まれつき

毛穴が目立つという場合、そのほとんどが生まれつき男性ホルモンの影響を受けやすく皮脂腺がよく発達しているからです。一般的に男性のほうが脂っぽい肌をしていて、 見た目にも毛穴が目立つのは男性のホルモンの影響で皮脂腺が発達しており、その影響で毛穴も大きいからです。

女性の場合、男性よりも男性ホルモンが多いということはまずありませんが、男性ホルモンへの感受性が強い肌質という人はいて、そういう方は皮脂腺も大きいため毛穴も大きくオイリーです。 こればかりは遺伝なので仕方ないです。

なので、遺伝的に皮脂腺が大きく、皮脂分泌が多い人は普通の人に比べて皮脂対策のためのスキンケアにしろ生活習慣の改善をよりこまめにより徹底して行わないといけません。

ちなみに皮脂量ですが、女性の場合はオイリー肌の人でも35歳時がピークだといわれています。これ以降は加齢とともに急降下していきます。 男性の場合もやはり20~30代に皮脂量のピークを迎えますが、このピークの皮脂量は60代になってもほとんど変わりありません。

50代や60代になってカサカサ、パサパサになっている女性が多いのに対して、男性はというとテカテカ、ギラギラと黒光りしている人がいるのはそういう理由なんですね。

このページのまとめ
  • 顔に毛穴(=皮脂腺)が集中していて、特に鼻に多い。
  • 頭皮、胸元、背中、おしりにも皮脂腺は多い
  • 毛穴の大きさというのは基本的には遺伝で決まる
  • 女性と違って男性の皮脂分泌は老いてもなお盛ん

皮脂の働きはみんな同じですが、皮脂の分泌量は性別、年齢、身体の部位、個人差に大きく影響されるということです。 皮脂が少ないと乾燥に悩まされますが、多すぎてもまた別の肌トラブルに悩まされることになります。